マイクロソフトとOSSの距離.

…話は一通のメールから始まりました.
「情報システムの運用管理について是非id:s1061123さんにご意見をお伺いできないかと考え…」

え?俺開発系だけれどいいの?そんなに管理なんてしないよ?…昔やってたけれど.
本当にそんな(駄目)人間でも行っていいのかなぁ…と若干の逡巡を経た結果,まぁきっといいんじゃないかいう軽い考えで参加することにしました.何かというとマイクロソフトの方(エヴァンジェリストの方)4人とこうやって集まった4人のエンジニアのグループディスカッションです.スタート30分、ガチ緊張。周りを見るとやっぱり緊張。思わず背筋を伸ばしてしまう感じ.自己紹介をやっている間にだんだん打ち解けてきました.

ちなみに今回のマイクロソフトさんのディスカッションは以下のような目的とのこと.やはりOSS v.s. Microsoftという関係になっている現状をどうにかしてOSSMicrosoftといった非対立状態にしたいようです…

その時話したことは確かこんな感じ.

  • どうしてもOSSの関係は試用とかフィードバックがベンダーに比べて早いから使いやすい
    • OSSだと問題あったらメールで即プログラマに送れるけれどベンダーだとSE経由だし…
    • OSSの場合試用した感想とかをblogに載せてるからそれを見て使おうとか考えやすい
  • 運用の情報がどうしてもOSSに比べると少ない
    • エラーメッセージが出てもそのエラーが何かネットでも見つからない時とか…
    • 分からないエラーでもOSSだったらコード見ればわかるけれどさすがにクローズドコードだと…

またマイクロソフトさんからこんな事を教えて頂きました.最近だとやっぱりそういったギャップを埋めるためにいろいろ努力されているのですね.

中盤から後半は本当に色々な話をマイクロソフトの方や他のエンジニアの方から聞けて非常に有意義な時間を過ごすことができました.最近仕事場だとそんな会話しないから特に楽しかった…

マイクロソフトのソリューションがマイクロソフトの製品でエンクロージャーするのと同様にOSS関係のコミュニティだとどうしてもOSSのソフトウェアでエンクロージャーしてしまう気がします.それはそれで十分に普通の発想なんだと思うのですが,システム的にはOSS+Microsoftというソリューションというのもあっていいんですよね.そういった事を支持するエンジニアが増えればきっとMicrosoftさんとOSSコミュニティの距離は少しは縮むのではないのかなぁ…と帰りの京王線でふと思いますた.